皆さんは栄養バランスを気にして食事をしていますか?
今年は8月7日が二十四節気の立秋だったため、暦の上では秋へと移り変わりとなり、先日家で食事をしていたときに出された料理に、サンマの塩焼きがありました。
「もうそんな季節かぁ」と思うと同時に、食欲の秋ということで秋が旬の美味しい食材がこれから、食べれるのかとワクワクもしました。
子供の頃には食べ物の旬をあまり意識することはありませんでしたが、大人になったプラストレーナーという職業柄、旬の食材を意識するようになってきています。
(父親が港町出身で昔漁師をしていたので、魚の旬だけは詳しかったです。)
トレーナーとして食事指導をさせていただくときには、「旬の食材を使いましょう」というアドバイスをさせていただきます。
旬の食材をとることは栄養のバランスを整えてたり、健康面に大きく貢献してくれます。
なぜ、旬の食材を摂ることが栄養バランスを整え健康面に大きく貢献してくれるのか、まとめていきます。
旬の食材を摂るメリット
旬の食材を摂るメリットとしては
「その季節に必要な栄養素を摂れる」です!
単純に味が一番おいしいというメリットもありますが、旬の時期では栄養価が高くなると同時に、その季節に必要なものが多く入っています。
食事を考える上で季節を考慮することは大事です。
厚生労働省が策定している食事食事摂取基準があり、その摂取量をクリアしていれば健康を維持できますが、どの季節でも同じものを摂り続ければいいかというと、ちょっと違います。
【厚生労働省食事摂取基準2020年版】
それぞれの季節で特に必要になる栄養素は変わってくるため、摂る食材は季節によって変えるようにすると、より食事の質を上げることができます。
具体的にどんな風に違いがあるのか、対極にある夏と冬を例に説明していきます。
夏が旬の食材の場合
夏が旬の野菜は
・トマト
・ピーマン
・パプリカ
・なす
・オクラ
・ズッキーニ
・ゴーヤ
など
夏野菜の特徴は水分を含み、カリウムを多く含んでいるため、水分を補給しつつも利尿作用もあるため体を冷やしてくれます。
また、夏の強い紫外線から守るためのβカロテンやビタミンE、ビタミンCといった抗酸化作用のある栄養素を含んでいます。
東洋医学においても夏野菜は寒性、涼性という性質に分類され体を冷やし熱を取り除くものとされています。
また、東洋医学には大気中の湿気が口や鼻、皮膚などを通じて体に入り、体の不調の要因となる湿邪(しつじゃ)というものがあり、湿邪を取り払うとされている食べ物の多くは夏野菜となっています。
湿邪の症状の中には胃腸の不調もあり、胃腸を温め湿を動かす食材としてシナモンや唐辛子、黒こしょう、山椒といった香辛料や生姜などの香味野菜を食べるのも有効です。
冬が旬の食材の場合
・かぶ
・れんこん
・春菊
・長ねぎ
・白菜
・大根
・ブロッコリー
・ほうれん草
など
冬野菜の特徴としては、冬の寒さで凍らないように糖分を多く蓄えていたり、免疫を高めたり、血行を良くしてくれるようなビタミン・ミネラルが含まれています。
また体を温めるような働きをしてくれるのも冬野菜の特徴です。
東洋医学で寒い時期に起こる体の不調の原因として、寒邪(かんじゃ)というものがあります。
体を温める食材を温性と熱性という2つの分類がされており、冬野菜は温性という性質の属していることが多いです。
まとめ
今回はなぜ旬の食べ物を取り入れると良いかを、西洋医学と東洋医学の両方の観点を使って説明しました。
どちらの観点でも「その季節に必要」という点は同じです。
一定なことをバランスがいいと考えることもできますが、季節や状況、状態によって最適に変化できることも1種のバランスだと、私自身は考えています。
まずは、旬の食材を取り入れて季節ごとのバランスの良い食事を目指してみてください!
参考にした本
今回紹介するこちらの本の作者や出版社との利益関係はありません。
私が読んで面白かったので個人的におすすめさせていただきます。
バランスの良い食事のベース
●公式LINE
体に関するお役立ち情報発信中!
ブログ著者
- 【保有資格】
・日本トレーニング指導者協会 認定トレーニング指導者
・EBFAベアフットトレーニングスペシャリスト
【経歴】
■大学でスポーツ科学を専攻
■卒業後ジュニア専門のテニスクラブにて全国大会を目指す
ジュニアアスリートの育成に携わる
■2018年にフリーのトレーナーとなり名古屋市に2店舗を構える、パーソナルトレーニングジム CONNECTや大手スポーツクラブとパーソナルトレーナー契約を結び活動
より多くの方の身体の悩みを改善したいと思い出張パーソナルトレーニングを始める
■現在、パーソナルトレーニング指導をはじめ、愛知県ベスト4の高校テニス部にてトレーニングコーチを務めるなどスポーツの分野でも活動中。
コメント