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パフォーマンスアップ

パフォーマンスアップには競技動作に似たトレーニングが良い?|スポーツのためのトレーニングの基本的な考え方

ありがたいことにスポーツパフォーマンスアップしたい、一般の方からジュニアまで幅広く通っていただいています。
ゴルフやテニス、体操などスポーツは様々ありますが、僕自身が行なうトレーニングではそのスポーツの動作に似たトレーニングを指導することは、かなり少ないです。
競技動作に似せたトレーニングや、プロアスリートがSNSにアップしているような特殊なトレーニングもパフォーマンスにプラスに働くこともあると思いますが、僕自身はそれよりも基本的なトレーニングをしっかりやるほうが、パフォーマンスにプラスになると考えています。

なぜそのように考えているのか、今回はスポーツパフォーマンスをアップさせるうえでの、基本的な考え方をまとめていきます。

パフォーマンスアップトレーニング

パフォーマンスピラミッド

パフォーマンスアップを目指していくうえで、大事になるのが「パフォーマンスピラミッド」になります。
このピラミッドを土台からしっかり作っていくことが、パフォーマンスアップにつながっていきます。

パフォーマンスピラミッド
パフォーマンスピラミッド


●POSITION(ポジション)
ポジションは、関節可動域が適切かや、関節が安定しているかといった可動性や安定性といった体を動かしていくうえでの土台となるところです。
ちなみに姿勢もこのパートになります。

●PATTERN(パターン)
ここは、ムーブメントやファンクショナルとも言われたりします。
可動性や安定性を身に着けた次にすることが、連動性や協調性、動作の制御といった体をコントロールする能力、いわゆるコーディネーション能力です。

●POWER(パワー)
パワーは、筋力や筋パワー、心肺機能、持久力、スピードなど皆さんが思い浮かべるフィジカル要素を構築する部分です。

●SKILL(スキル)
ここまでの土台の上に、競技技術の向上や競技に特化した動きのトレーニングを行なうことで、パフォーマンスが完成します。

スキルはピラミッドの頂点あるほんの1部であり、トレーニングによる介入ではポジション、パターン、パワーという土台を構築することでスキルをしっかり支えられる体づくりを行っていくことが、パフォーマンスアップへの近道になります。

僕自身はピラミッドの土台となっているポジション、パターンの部分をかなり大事にしています。
この部分はパフォーマンスの土台になっているだけでなく、ケガの予防に大きく関わっているため、1年を通して戦うことを前提としているアスリートには重要になると考えています。
特にジュニアアスリートでは成長期ということもあり、筋や骨が発展途上でケガが起こりやすいため、大人よりかなり細かく指導していきます。

体づくりをしていくうえでトレーニングも大事ですが、睡眠や栄養、環境や人間関係などのストレス要因も大事になるため、これらも同時にアプローチしながら進めていけると、よりパフォーマンスにつながっていきます。

まとめ

今回はパフォーマンスアップに重要な考え方である、パフォーマンスピラミッドについてまとめてみました。
パフォーマンスを向上させるためには、スキルや競技特化のトレーニングだけに焦点を当てるのではなく、その土台となる基本的なトレーニングが重要です。「パフォーマンスピラミッド」の概念から見ても、ポジション(関節可動域や安定性)、パターン(ムーブメントや連動性のコントロール)、そしてパワー(筋力や持久力、スピードなどのフィジカル要素)が、競技技術や動作を支えるベースとなります。

特に、ポジションやパターンの安定性は、ケガの予防や、長期的なパフォーマンス向上に欠かせない要素です。競技におけるスキルは、これらの基礎がしっかりと構築されて初めて最大限に発揮されます。基礎が不十分な状態でスキルだけを追求してしまうと、身体に過度な負担がかかり、ケガのリスクが高まることもあります。

ジュニア期のアスリートには特に注意が必要です。この時期は、筋肉や骨が発展途上であり、成長に伴う変化が大きいため、細やかな指導が求められます。競技の未来を担うジュニアたちにとって、成長期における基本的なトレーニングの重要性を理解し、適切なアプローチを取ることが、将来のパフォーマンスと健康の両立につながります。

結局のところ、パフォーマンスアップのための最短ルートは、華やかなトレーニング方法に飛びつくことではなく、ポジション、パターン、パワーという確固たる基盤を築くことです。この土台がしっかりしているからこそ、その上に積み重ねられるスキルがより高く、より安定したものになります。競技力向上を目指す方は、基礎トレーニングの重要性を再認識し、長期的な視点で計画的に取り組むことが、最も確実な成果につながると考えています。

パフォーマンスアップに関する別記事

https://bmsstrength-gokisogym.com/2021/08/22/performance-kobetusei/

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ブログ著者

中森允崇
中森允崇代表
【保有資格】
・日本トレーニング指導者協会 認定トレーニング指導者
​・EBFAベアフットトレーニングスペシャリスト

【経歴】
■大学でスポーツ科学を専攻
■卒業後ジュニア専門のテニスクラブにて全国大会を目指す
ジュニアアスリートの育成に携わる
■2018年にフリーのトレーナーとなり名古屋市に2店舗を構える、パーソナルトレーニングジム CONNECTや大手スポーツクラブとパーソナルトレーナー契約を結び活動
より多くの方の身体の悩みを改善したいと思い出張パーソナルトレーニングを始める
■現在、パーソナルトレーニング指導をはじめ、愛知県ベスト4の高校テニス部にてトレーニングコーチを務めるなどスポーツの分野でも活動中。
中森允崇

中森允崇

【保有資格】 ・日本トレーニング指導者協会 認定トレーニング指導者 ​・EBFAベアフットトレーニングスペシャリスト 【経歴】 ■大学でスポーツ科学を専攻 ■卒業後ジュニア専門のテニスクラブにて全国大会を目指す ジュニアアスリートの育成に携わる ■2018年にフリーのトレーナーとなり名古屋市に2店舗を構える、パーソナルトレーニングジム CONNECTや大手スポーツクラブとパーソナルトレーナー契約を結び活動 より多くの方の身体の悩みを改善したいと思い出張パーソナルトレーニングを始める ■現在、パーソナルトレーニング指導をはじめ、愛知県ベスト4の高校テニス部にてトレーニングコーチを務めるなどスポーツの分野でも活動中。

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