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姿勢に睡眠不足が影響!?|姿勢を改善したいなら睡眠習慣を見直す

姿勢改善をしようとすると、筋バランスに注目するのが一般的です。
どこの筋肉が硬い、過剰収縮しているやどこの筋肉が弱いといったところに、注目してそれに対してアプローチしていきます。
たしかにその方法がベターで確実ではありますが、もう少し広い視野で考えていく必要もあります。

体に起こる不調は「原因はこれ!」といったように1つだけではなく、複合的に色んな要素が絡み合って起こることがほとんどです。
例えば、過食で太ったしまったことをなんとかしようとしたとき、過食の原因を探さないといけませんが、睡眠不足や栄養不足、人間関係などの社会的ストレスと様々な原因が考えられます。
過食という食事のことなので、食事だけへのアプローチを考えがちですが、睡眠やストレスへの対処法を含めたトータルにアプローチしたほうが、その効果に期待できます。

これと同じように姿勢改善も筋肉だけにアプローチするより、食事や睡眠といった生活習慣へのアプローチも含めた方がより効果的です。

今回は、姿勢と睡眠の関係を論文をもとにご紹介します。

姿勢と睡眠の関係

今回の参考論文

【英語タイトル】
Detrimental effects of sleep deprivation on the regulatory mechanisms of postural balance
【日本語訳タイトル】
姿勢バランスの調節機構に対する睡眠不足の悪影響
【論文URL】
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37124366/

今回は上記の論文を参考にしています。
結論から言うと睡眠不足は、姿勢バランスにとって悪影響を及ぼします。

睡眠不足になると脳の機能は低下します。
睡眠時間が短くなったとき頭がボーッとしたりして、仕事がうまく進まないなんてことを皆さんも1度は経験したことがあると思います。
睡眠不足は思考だけでなく、姿勢バランスを調整するための運動に関わる脳領域が活性化されなります。
動いているときにバランス能力が必要なのはなんとなくイメージできると思いますが、止まっている状態でも人間は常にバランスをとっています。(これもある意味運動になります。)

バランスをとるという運動を実行するためには筋肉を動かす必要があります。
それ故に筋肉へのアプローチが重要になりますが、脳機能の低下ということを考えると、バランス機能を司るインプット情報である視覚、前庭覚、体性感覚からの情報の統合と処理も低下します。
この3つの機能が低下すると、筋力の弱化や過緊張が起き姿勢が悪くなります。
(詳しくは過去のブログを御覧ください)


良い睡眠をとるには

良い睡眠をとるには、寝る前だけに気を付ければいいわけではなく、起きる瞬間から良い睡眠をとるためのポイントは始まっています。
寝る前に携帯を見ないなど寝る前の行動は有名なので、今回は寝ているときと朝起きるときのポイントについてまとめます。
①換気をした状態で寝る
②アラームは2回まで
③起きたらカーテンを開ける

①換気した状態で寝る

寝ているときにドアを開けておくなどして、換気をした状態で寝るようにします。
締め切った状態で寝ると室内の二酸化炭素濃度が高くなり、睡眠の質が低くなるため、ドアを開けたり、換気扇をまわしておくなどして室内の二酸化炭素濃度が高くならないようにしましょう。

②アラームは2回まで

朝起きれないと目覚ましを何回もかけてしまいますが、起きたい時間の30分前に1回、起きたい時間に1回2回までにしておきましょう。
1回目の目覚ましで起きれそうならそこで起きて、起きれなければ2回目で起きます。
2度寝はよくないイメージがありますが、なんと浅い睡眠から起床した方が起床後の試験結果が良かったという研究もあります。

③起きたらカーテンを開ける

起床後はすぐカーテンを開けましょう。
明るい光が目から入ってくることで、体内時計がリセットされるとともに、セロトニンが分泌されます。
セロトニンが分泌されてから15時間後程でメラトニンというホルモンが出て、深部体温が低下し眠気を感じるようになります。

まとめ

睡眠不足は脳機能の低下をまねき、その結果姿勢へ悪影響を及ぼします。
1日7~8時間の睡眠時間と質の良い睡眠をとることで、姿勢の改善に期待できますし、姿勢改善のためのエクササイズの質が上がり、良い姿勢が獲得できます。

ブログ著者

中森允崇
中森允崇代表
【保有資格】
・日本トレーニング指導者協会 認定トレーニング指導者
​・EBFAベアフットトレーニングスペシャリスト

【経歴】
■大学でスポーツ科学を専攻
■卒業後ジュニア専門のテニスクラブにて全国大会を目指す
ジュニアアスリートの育成に携わる
■2018年にフリーのトレーナーとなり名古屋市に2店舗を構える、パーソナルトレーニングジム CONNECTや大手スポーツクラブとパーソナルトレーナー契約を結び活動
より多くの方の身体の悩みを改善したいと思い出張パーソナルトレーニングを始める
■現在、パーソナルトレーニング指導をはじめ、愛知県ベスト4の高校テニス部にてトレーニングコーチを務めるなどスポーツの分野でも活動中。
中森允崇

中森允崇

【保有資格】 ・日本トレーニング指導者協会 認定トレーニング指導者 ​・EBFAベアフットトレーニングスペシャリスト【経歴】 ■大学でスポーツ科学を専攻 ■卒業後ジュニア専門のテニスクラブにて全国大会を目指す ジュニアアスリートの育成に携わる ■2018年にフリーのトレーナーとなり名古屋市に2店舗を構える、パーソナルトレーニングジム CONNECTや大手スポーツクラブとパーソナルトレーナー契約を結び活動 より多くの方の身体の悩みを改善したいと思い出張パーソナルトレーニングを始める ■現在、パーソナルトレーニング指導をはじめ、愛知県ベスト4の高校テニス部にてトレーニングコーチを務めるなどスポーツの分野でも活動中。

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