指導者に知っておいてほしい 捻挫 の重症度チェック方法!

足首の 捻挫 はケガの中でも最も多く発生します!
ケガの程度は様々ですが、ひどいものは靭帯の断裂や
骨折まであります。

スポーツの現場ではよく起こるので
その場でアイシングして終わりというケースがほとんどですが
重症なものは病院での検査が必要になります。


現場にトレーナーがいればスペシャルテストを実施し
重症が疑われるものかどうかを判断してもらえますが
部活の顧問の先生や技術コーチしかいない場合それができません。


靭帯の断裂を検査するスペシャルテストは経験と技術が必要で
難しいので、今回は捻挫による骨折の有無を判別するための
方法、オタワ足関節ルールを紹介します!





1人でも多くの選手が早期に適切な処置が受けられるように
トレーナーのいない部活の顧問の先生や技術コーチの方には
是非覚えていただき、役立ててもらえればと思います。







捻挫による骨折の有無の判別方法

捻挫による骨折の有無を判別する方法として
「オタワ足関節ルール」
というもの使うと比較的簡単に判別できます!

オタワ足関節ルールは3つのSTEPがあります。



STEP1:圧痛の有無を確認する
まずは
①外くるぶし後方半分 6cm
②内くるぶし後方半分 6cm
③第5中足骨基部
④舟状骨粗面





この4か所を指で触り圧痛があるかどうかを確認します。
圧痛があれば検査は陽性→レントゲン推奨
圧痛がなければSTEP2へ進みます




STEP2:受傷直後の歩行能力をチェック
捻挫直後に4歩、歩けるかどうかをチェックします。
ぎこちなくてもケガした側の足に少しでも
体重を乗せて歩くことができれば検査は陰性となり
STEP3へ進みます。

体重を全くかけられず引きずるようにしたり
ケンケンのようにしか歩けない場合は陽性となり
レントゲン推奨となります。






STEP3:現在の歩行能力チェック
受傷から少し時間がたったあとに
もう1度、4歩歩けるか
をチェックします。
ルールはSTEP2と同じです。

受傷直後が一番痛いためその時歩けなくても
少し時間が経てば歩けるようになる場合もあります。
骨折をしていれば受傷直後と同じように歩けないため
再チェックします。


歩くことができれば陰性となりレントゲンの必要がなく
歩けなければ陽性となりレントゲン推奨となります。




オタワ足関節ルールは
・感度 96.9  
・特異度 34.5

のテストです。


感度は高いほどその検査が陰性であったとき特定の病気やケガを持ってる
確率が低くなります。
一方、特異度は高いほどその検査が陽性であったときに特定の病気やケガを
持っている確率が高くなります。
つまり「感度は除外力」「特異度は確定力」を表しています。



オタワ足関節ルールの感度 96.9とかなり高く
検査してすべて陰性だった場合、
統計的に骨折の可能性は1.1%となり
ほぼ完璧に骨折の可能性を除外できます!



ここで注意してほしいのがあくまでも
”骨折”の可能性が除外できるだけであって
靭帯やその他の組織の以上を除外できたわけではありません。


あまりにもひどい腫れや熱感などの異常があれば
すぐに病院での検査を受けるように選手に伝えてください。






オタワ足関節ルールについて理解できましたでしょうか?
圧痛を確認する部位を覚えて正確に触れないといけない
難しさがありますが、覚えておけば現場でかなり役に立ちます。

冒頭にも書きましたが1人でも多くの選手が
早期に適切な処置を受けられることを願っています!








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