日常生活にもスポーツにも スキンケア が大事⁉
スキンケア 、大事なんです!
スキンケアというと美容のためにという
イメージが強いですが日常生活をより良くするためや
パフォーマンスをアップにも関係があったりします!
体づくりのために、プロテインやビタミンサプリなど
栄養面はすごく気をつけている方が多いですが
スキンケアまで気をつけている方は少ないと思います!
なぜスキンケアが大事なのか?
今回はスポーツや日常生活と関係なさそうなスキンケアが
意外に関係しているということについて書いていきます!

スキンケアはなぜ大事?
皮膚は少し前まで人間最大の臓器といわれていました。
(現在は間質が最大の臓器といわれています)
成人では皮膚を一枚に広げると畳1枚ほどになり、皮下組織も含めると
体重の約16%もあります。
そんな大きな臓器だからこそケアを怠ると
問題を引き起こす可能性があります。
肌が乾燥することで日常生活やスポーツにおける影響は
①受容器の反応・伝達速度低下
②関節可動域の低下
この2点が考えられます!
①受容器の反応・伝達速度低下
皮膚には振動や圧、2点を分別するなどの受容器がありますが、
皮膚が乾燥していると受容器がキャッチした刺激が脳に到達する
速度が遅くなります!
特に乾燥が目立つ足、特にかかとや手には
受容器が他の部位に比べると多くあります。
地上で行うスポーツであれば地面との唯一の接点である足、
道具を扱うスポーツであれば、道具との接点である手は
フィードバックを
大きな力を出したり、速い動き、繊細な動きが求められる
スポーツ選手においてごく僅かな反応の遅れも
パフォマンスの低下につながります。
上にも書きましたが足は地面との唯一の接点であり
日常生活で反応・伝達速度が低下すればバランスを崩したことへの
反応が遅れ転倒につながりやすくなります。
また、足元の感覚が鈍くなればそれ以外の部分で
バランスをとろうとして少なからず代償運動が出ます。
小さな代償運動でも繰り返し行えば痛みや違和感がでたりします。
②関節可動域の低下
皮膚にはもともと弾力性があります。
これは皮膚にあるコラーゲン同士をつなぐ
構造タンパク質である「エラスチン」に弾力性があるからです。
エラスチンは水分が少ないと弾力性を失い
皮膚が伸びづらくなります。
関節を動かしたときに皮膚は筋肉と同じように
曲げた方向の反対は伸びていきます。
例えば、手首を手のひら方向に曲げていく
掌屈という動きをしたときには、手の甲側の皮膚が引っ張られます。
もしこの時に手の甲側の皮膚が乾燥して
伸びづらくなっているとそれだけで掌屈がしづらくなり
関節可動域が低下します。
このようなことは末端の関節で起こりやすく
私もコンディショニング指導で3名ほど経験しました。
その時は化粧水などを使い皮膚に
水分を与えることで解消されました!
スキンケアが日常生活やスポーツに関係しているというお話でした!
今回色々調べていると面白い研究を見つけました!
現在はまだ研究途中ですが皮膚と筋パフォーマンスについての関係についても
研究が進められているようです。
テーマ:
皮膚の弾性は3次元筋形状および筋パフォーマンスの決定因子であるか?
研究代表者:吉武 康栄 信州大学, 学術研究院繊維学系, 教授
研究分担者:宮本 直和 順天堂大学, スポーツ健康科学部, 先任准教授
金久 博昭 立命館大学, スポーツ健康科学部, 教授
https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-19H04018/
皮膚とパフォーマンス、もしかしたらもっと深く
関係しているのかもしてません!
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