最近では、健康のために腸活をする方が増えています。
一般的にはファスティングや白湯を飲むといったのが
多く実践されているものです!
また、腸活を意識した製品の販売も多くなり
「免疫を上げるために乳酸菌摂ろう!」
といった感じの乳酸菌が入ったドリンクの
テレビのCMもよく放送されていますね!
腸の健康は体にとって多くの
プラスを生み出してくれますが
今回はその中でも僕が一番大事だと思う
腸と脳の関係について書いていきます!
脳腸相関
脳が内臓の働きをコントロールしていますが
その関係は脳からの一歩通行ではありません。
腸と脳というとあまり深く関係していないような
気がしますが、脳と腸は迷走神経を介して
密接に関係しており、その関係は
双方向の関係です。
最近では、
「腸は第二の脳」
と言われるほど重要視されており
腸の健康が、脳の健康につながるとされています!
この脳と腸が密接に関係し、お互いに影響を
与えあっていることを「脳腸相関」といいます!
脳から腸への影響
脳から腸への影響についてです。
ストレスを受け、交感神経が高くなると
内臓への血流は抑制され、
腸の蠕動運動も抑制されます。
緊張するとお腹が痛くなる
なんて方もいらっしゃいますね!
逆にリラックスして、副交感神経が高くなると
内臓への血流は促進され
腸の蠕動運動も促進します!
食べ物を消化・吸収しやすい状態になります!
副交感神経が高くなっている時に
食事をした方が、消化・吸収の
効率は良くなります!
以前、よく噛むことの重要性の投稿で
少し触れましたが、消化機能の低下は
未病につながるため、交感神経が常に
高い方は注意が必要です。
ちなみに、運動直後は交感神経が
高くなっているので、固形物による
栄養補給は控えたほうがいいです!
トレーニング後のプロテインが良いのは
液体による栄養補給で消化に
あまり力を使わなくて済むというのが
大きな理由ですね!
トレーニング後、固形物を摂るのであれば
1時間30分程、時間をあけてから摂るのが
おすすめです!
やはり、脳からの影響は
消化・吸収に関わることになります!
また最近の研究では
「脳震盪後に腸内細菌叢に変化が起こる」
という研究も発表されています。
この研究はアメリカの大学の
アメフト選手33人を対象に
血液、便、唾液を採取して
腸内細菌叢の診断能力を検証したというものです。
1シーズンにわたって研究は行われており
健康な人の便サンプルに通常多く含まれる
2つの細菌種が脳震盪後に減少していることが
わかりました!
(研究報告➡https://is.gd/CWOPhD)
脳震盪であれば脳へのダメージは想像できますが
腸内細菌叢にまで変化を起こすというのは
皆さん想像できますか?
それだけ、脳と腸の関わりが
深いということです!
腸から脳への影響
腸から脳への影響についてです。
腸には1億以上の神経細胞があると言われ
脊髄や末梢神経系より多く、脳に次ぐ数です。
それゆえに、脳とは独立して自らの判断で
機能しているところもあり、第2の脳と
呼ばれる理由の1つとなっています!
脳内で働くホルモンや神経伝達物質は
腸で作られていきます!
感情を支配する代表的な
脳内神経伝達物質として
・ドーパミン
・セロトニン
・ノルアドレナリン
がありますが、
その多くは腸で作られます!
腸内の環境が悪いと
こうしたホルモンや神経伝達物質は
うまく作られません!
セロトニンを増やすためには
腸内細菌が深くかかわっており
脳内のセロトニンが少ないことで起こる
うつ病と腸内環境の関係も指摘されるように
なってきました!
また、ビフィズス菌や乳酸菌といった
腸内で良い働きをしてくれる細菌
プロバイオティクスが炎症や
認知機能改善作用があることわかっています!
このように感情や認知機能といった脳の働きに
腸内環境・細菌は大きく影響します!
他にもセロトニンの90%は腸に存在しており
腸管の蠕動運動に関与しています。
セロトニンが
多ければ腸は過活動になり下痢をきたし
少なければ活動が低下して便秘になります。
下痢や便秘といった状態が続けば
「腸内環境の悪化につながり、腸内環境が悪化すれば
セロトニンの調整ができず、下痢や便秘になる」
といった悪循環に陥ってしまいます!
また、最近では腸内環境と免疫についても
注目が集まっています。
体の中に入ってきた病原菌などを
排除するシステムの1つに
「腸管免疫」というものがあり、
腸には免疫細胞の約70%が集まっています。
ウイルスや病原菌は口や鼻を入り口として
胃や腸といった消化器官まで侵入してきますが
腸へと侵入してきたウイルスや病原菌は
腸壁にある「パイエル板」に取り込まれます。
パイエル板の中には、T細胞やB細胞、
樹状細胞といった主要となる免疫細胞が
多く存在し、侵入してきたものが悪いものと
判断された場合、抗体「免疫グロブリン」という
免疫物質を出して退治します。
腸内細菌は善玉菌、日和見菌、悪玉菌に分けられ
それぞれには縄張りがあり、数を競い合ったり、
縄張り争いをしています。
その競い合いが免疫細胞の
トレーニング相手になる役割もあり
最近の研究では腸内細菌の存在があるからこそ、
人にとって有害で攻撃すべき敵の特徴を
学習できるといわれています。
ファスティングプログラム
腸と脳がいかに密接に関わっているか
理解していただけましたか?
BMsStrengthでは
コンディショニング指導を
させていただいていますが
体を整えるという意味では、
腸を整えるファスティングも
重要なコンディショニングだと考えています!
・普段の食生活が乱れている
・便秘、冷え、むくみが気になる
・頭がスッキリしない
などのお悩みがある方には
ファスティングはおすすめです!
ファスティングは迷走緒神経を刺激するという
研究もあり、副交感神経へのアプローチの
きっかけにもおすすめです!
当ジムの会員以外の方で
ファスティングだけを受けたい
という方でも大歓迎です!
カウンセリングもオンラインで行うため
全国どこからでもお申込みいただけます!
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ブログ著者
- 【保有資格】
・日本トレーニング指導者協会 認定トレーニング指導者
・EBFAベアフットトレーニングスペシャリスト
【経歴】
■大学でスポーツ科学を専攻
■卒業後ジュニア専門のテニスクラブにて全国大会を目指す
ジュニアアスリートの育成に携わる
■2018年にフリーのトレーナーとなり名古屋市に2店舗を構える、パーソナルトレーニングジム CONNECTや大手スポーツクラブとパーソナルトレーナー契約を結び活動
より多くの方の身体の悩みを改善したいと思い出張パーソナルトレーニングを始める
■現在、パーソナルトレーニング指導をはじめ、愛知県ベスト4の高校テニス部にてトレーニングコーチを務めるなどスポーツの分野でも活動中。
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